こんにちは!佐久ハラミです!
今日は昨日の記事で書いた自転車(PANTHER ZEUS2.0)をさっそくカスタマイズした話になります。
PANTHER ZEUS2.0のカスタマイズ
まずはカスタマイズ前とカスタマイズ後の写真になります。
わかりますかね?そうです。ペットボトルが変わっていますね!
・・・ではなく。昨日気になっていたフォーク部分と、シフターの変更になります。
ちなみにペットボトルは落とした時に後続車が踏むと大きな事故になる可能性があると言われて交換しました。
自転車を購入したのがGWの少し前、GW中に乗り回して見つけた改善点を、GW後最初の週末に改善しました。
それでは購入した部品や交換方法などを書いていきたいと思います。
フォークの変更(スチールフォークからカーボンフォークへ)
まず購入したカーボンフォークはこちらになります。
Docoolerのフルカーボンフォーク(7,839円)です。中華カーボンフォークですね。
気になる重量ですが実測340gでした。
一方元々使われていたスチールフォークがこちら
なんと1,240gでした。前が重いわけだよ。
という訳でこちらを交換していきます。
交換手順
スチールフォークを外す
交換手順ですが、まずはスチールフォークを抜きます。
そのためにトップキャップを外してステムを外します。
するとフォークが抜けると思います。またベアリングやスペーサーが一緒に抜けてくるので、順番通り取っておきます。
次に元のフォークに付いているクラウンレースという部品を外します。
マイナスドライバーを隙間にねじ込んですぐに外れました。
カーボンフォークの仮組み
今度はカーボンフォークを挿入していくわけですが、まずはクラウンレースを圧入する必要があります。
しかしここで問題発生。Amazonのレビューにもあるようにクラウンレースがなんの抵抗もなくスポッと最後まで入ってしまい、ぶっかぶかなのです。
という訳でフォークの根元部分にビニールテープを2周くらい巻いたところようやくいい感じになったので、圧入開始。
クラウンレースの圧入には先駆者兄貴達の発明された塩ビパイプ圧入を行いました。
これが製品レビューにもあるように圧入にちょうどいい内径をしています。
ちょっと長かったのでいい感じの長さに切断して使いました。
フォークに差し込んで上からハンマーで叩きクラウンレースの圧入完了です。
圧入が完了したら一度仮組をします。スチールフォークを外した時と逆の手順でスペーサー、ベアリングを入れ自転車本体に挿入。本体側でベアリング、スペーサーを入れて一度ステムも取り付けて、コラムの長さを確認します。鉛筆でもマジックでも何でもいいですが、切る箇所に目印をつけます。
カーボンフォークコラムカット
コラムカットのお時間です。先駆者兄貴達の編み出したセロハンテープを使ったカーボンカットに安定を取ってソーガイダーも使ったカットを行いました。ノコギリも本来はカーボン用の物を使いたいのですが、見つけられなかったので金属用を使用しました。
まずは切断用にマークした箇所にセロハンテープを数周巻いていきます。
そしてソーガイダーにセット。
後はギコギコしてたら割とすんなり切れました。切断面もかなりきれいです。
これで後は組むだけ♪と思っていたらここからが大変でした。
まずクイックリリースの穴にタイヤがハマらない問題が発生。
もう一つは写真を取り忘れたのですが、キャリパーブレーキのネジが入らない。
というどっちも寸法が合わない問題でした。
カーボンフォークの加工加工&加工
というわけでまずはクイックリリース用の溝の拡張です。
金属用ヤスリを使ってゴリゴリ削っていきました。
削りすぎてタイヤ脱落orフォーク破損で佐久ハラミ死亡となるのは嫌なので慎重に削っては試し削っては試し…。ここが一番大変でした。
1時間程度頑張ってようやくタイヤがはまるようになりました。
キャリパーブレーキの方の穴も削っては試し削っては試ししてこちらは10分くらいで加工完了。ようやく組み立てられる状態になりました。
カーボンフォークの組み立て
仮組みしたときと同じ要領で組んでいきます。
ステムを軽目に取り付けたら、プレッシャーアンカーを取り付ける作業を行います。
ここでステムを締めすぎるとプレッシャーアンカーがうまくハマらないみたいです。(試してない)
プレッシャーアンカーはスチールフォークには付いていない(というかスチールフォークではスターファングルナットで取り付けられているため互換性なし)ので別途購入する必要があります。(615円)
さてプレッシャーアンカーを取り付けて行くわけですが、これを締めすぎるとカーボンフォークが割れると言われてビビってしまいます。また緩すぎるとこの上につけるトップキャップを取り付けた際に、フォークからプレッシャーアンカーが外れてしまいます。
そしてわたしは後者の失敗をした上に、トップキャップのボルトが外れなくなってしまい、プレッシャーアンカーを破損させました。(1敗)
だからトルクレンチで締める必要があったんですね。
という訳でトルクレンチを購入して10Nでしっかり締め付けました。後はステムをしっかりと締め、トップキャップも締めたらカーボンフォークの取り付け完了となります。
わたしはカーボンフォークを切りすぎないようにビビってしまい、少し長めに切ってしまいました。(後最初ブレーキ左右逆に配線してた…)
なのでスペーサーをステムの下に2つ追加で入れています。
デュアルコントロールレバーへの変更
交換手順
メインブレーキ、補助ブレーキとシフターを外す
まず注意しないと行けないのが、先にインナーケーブルを抜かないとバラバラに出来ないという点でした。
なるべくケーブルは抜かずに作業したい!と思っていたのですが夢でした。
というかどっちみちデュアルコントロールレバー側からケーブルを通す必要があるのでそんなこと出来るわけないないナイアガラですね。
インナーケーブルを自転車本体側から外し、ブレーキ、シフター側に押し込めばインナーケーブルは抜けました。
後はアウターケーブルがバーテープに巻いてあったのでバーテープも外しました。
再利用できるかな?と思っていたのですが両面テープが結構しっかりめにくっついていてボロボロになってしまいダメでした。
デュアルコントロールレバーの仮付け
今回購入したデュアルコントロールレバーはこちらになります。
MicroNEWの3*7のデュアルコントロールレバー(5,900円)です。
前3段の物がこれかTourneyのSTIレバーしかなかった為、値段やシフターの操作性を考えてこちらにしました。TourneyのSTIレバーはサムシフター要素があるんですよね。
こちらは人差し指でシフトダウン、薬指でシフトアップ?逆?よくわかってないけどちゃんと変速は切り替わります。すごく使いやすいと思います。
ケーブルの配線
さてインナーケーブルを元々あったアウターケーブルに通して配線していこうとしたのですが、問題発生(またか)
元々上ハンドル部分についていたシフターをブラケットに移動させるためアウターケーブルの長さが足りません。
そしてMicroNEWのデュアルコントロールレバーにはインナーケーブルは入っているのですがアウターケーブルが付属していませんでした…。
なのでアウターケーブルを購入しようと思うのですが、アウターケーブルだけで売っているのが見つからない。そもそも存在しないのかな?
という訳でこちらのケーブルセットを購入。元々使ってたインナーケーブル、シフター付属のインナーケーブル、購入したインナーケーブルとインナーケーブルだらけになってしまいました。
こちらのセットにもアウターケーブルは1本しか入っていなかったので、いい長さに切って2本に分割。先駆者兄貴の助言によりちゃんとワイヤーカッターも買っていたのですんなり切れました。
ブレーキのアウターケーブルも元々補助ブレーキが合ったので、そこで2本に分かれておりビニールテープで巻いて1本にしました。(ちゃんとひけてるのでヨシ)
これにて工事完了です。
後はバーテープも新調して巻き直したのですが、巻いているうちにどっち巻きかよくわからなくなって右と左の上ハン部分が逆巻きになってました…。今度の土日が雨みたいだからその時に直そう…。
最後に
これでPANTHER ZEUS2.0で気になっていたところは解消出来ました。
総工費は部品代と機材合わせて20,000円くらいですかね?
車体代をあわせて60,000円くらいの気軽に乗れるいい1台になったと思います。
ただ62,800円でPANTHER ZEUS3.0が買えるんですよね…。フォークがスチールなのでそこは交換する必要があるとしても、コンポーネントがClarisになるのでそこが大きな違いな気がします。どっちが良かったか悩ましいですね。
それと自転車パーツは時間が掛かってもいいならAmazonじゃなくてアリエクの方が良いかもですね。わたしは早く欲しかったのでAmazonで買いましたが。
さーて次はどこをカスタマイズしようかなー。